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あの頃から旅環境は変わった

■■移動手段が変わった
● No More 周遊券

わたしが若い頃にしていた旅は、周遊券を学割で買って、有効期間中(確か北海道や九州で、3週間くらいあった)、目いっぱい旅行していました。

今や周遊券はなく、宿泊をとり混ぜたりした多様な割引切符が、発行されています。若者向けには青春18切符程度でやや冷たく、一方中高年向けには種々のメニューが温かく用意されています。
これも少子高齢社会の一現象なのかもしれません。
何かと今の若者が冷遇されているようで、気の毒に感じます。

多様多彩なサービスの中から、自分に合ったメニューを選ぶ。情報社会の人たちは、昔のようなワンパターン方式に頼らず、ネットや口コミ情報を利用しながら自分で探す。そんな逞しさが求められているようです。

わたしが今やっているひとり旅は、多くが2泊3日ですが、ホテルと航空機(あるいは新幹線)の1泊2日パック旅行を利用し、それに割安ビジネスホテル1泊を加えてやり繰りしています。

● 壊滅的な地方の交通手段

若い頃の旅は、田舎の鉄道や、バスに乗るのも、楽しみのひとつでした。でもそれらは今、壊滅状態といっても、大げさではありません。JR誕生を契機に、赤字国鉄ローカル線が、多く廃止されました。かろうじて第三セクターとして生き残ったものでも、その後積み上がる赤字に勝てず、徐々に姿を消しています。

鉄道マニアに愛された、特徴あるローカル私鉄も、生き残りは組は少なくなりました。廃線となった線路跡を辿り、昔走っていた鉄道の姿を偲ぶ旅が、マニアの間で静かな人気となっています。

●廃線に関するサイト
「廃線跡を旅する」http://www.kysd.net/
「廃線踏査」http://www.tetsuhai.com/haisen.html

鉄道が廃止されると、その路線はバスに切り替えられます。ところが、地方のバス路線も寂しいのです。昔は、地方の中核都市の駅前を拠点に、周囲へのバス路線が、密に張り巡らされていました。それらが今、急速に歯抜け状態になっています。運転間隔も、朝夕の通勤通学時だけといった感じ。これでは、旅行に使えません。

先日栃木県北部で何度かバスに乗りましたが、いつも客はわたし一人で、途中で降りるのが、運転手さんに申し訳なく思えたほどです。

今地方は公共交通が細り、アメリカ型の車社会になっています。よほど時間に余裕のある旅でない限り、地方の鉄道やバスに頼ることはできません。

今わたしのひとり旅は、長距離移動は航空機か新幹線、そして短距離移動はレンタカーに頼っています。

■■宿泊手段も変わった
● ユースホステルでも、今は酒が飲める!

わたしは2007年11月に、『男なら、ひとり旅』(PHP新書)という本を書きました。
そのなかで、「ユースホステルは酒が飲めない・・」と書いたら、ユースホステル協会からクレームがきました。今は酒が飲めるそうです。

若い時は、ユースホステルに泊まるのが基本でした。1泊2食付きで450円くらい、圧倒的に安かったのです。そして、「たまには贅沢!」と、国民宿舎。
これは1泊2食付きで、1000円程度だったと思います。
そしてカネが乏しくなると、野宿をしました。
主に駅舎で寝ていました。駅員さんに、追い出されることはありませんでした。

● 今はない?「一宿一飯の恩義」

以前は、「一宿一飯の恩義」みたいなのが、よくあったそうです。神社仏閣、農家など、泊めてくれるところも多く、カネが乏しくても、寅さん的な長期旅行が可能だったわけです。
わたしの従兄が石川県で寺の住職をしていますが、以前はかなり頻繁に、旅の人を泊めてあげたそうです。今そういった旅人は、全くいなくなったと言います。

● 駅前旅館、そして民宿は今?

わたしは2002年、55歳のときから、中高年のひとり旅を始めました。最初はスケジュールを立てず、「風の向くまま、気の向くまま」で行こうと考えました。

・ところが、街に旅館がないのです。昔の建物を残したまま、廃業していたりします。民宿も、予約がなければダメと、すべて断られました。

今、地方都市の駅前は、どこも寂れています。
シャッター通りという言葉は全国区となりました。そして、昔栄えた駅前旅館も、多くはシャッターを下ろしてしまいました。

昔はどんな田舎の駅にも必ずあった駅前食堂。これも激減状態です。結構著名な駅の前でも、食事処の選択肢は限られ、食べ物にありつければラッキー、といった状態です。

鉄道の本数は減り、駅前から出るバスも激減。
地方は完全な車社会となり、人の流れも、駅前商店街ではなく、街道筋の大型スーパー、コンビニや、ファミレス、ファーストフード店に向かうようになりました。

・民宿も料理を売りにするところが多く、予約なしで来られても準備できません。多くの民宿は、予約しないと泊まれません。

● 泊まりはビジネスホテル

そんなわけで、「風の向くまま、気の向くまま」と思っていたわたしのひとり旅は、現状への大いなる妥協を迫られることになりました。

・駅前旅館にとってかわったのが、ビジネスホテルです。実質駅前旅館だけど、看板だけ書き換えたようなところもあります。1泊5000円前後、寝るだけと思えば、部屋は狭くても構いません。ただし結構込んでいることが多いので、予約をしていった方が無難です。インターネットで、簡単に予約可能です。

ビジネスホテルは街の中心、繁華街から徒歩で行ける場所を選びます。わたしのひとり旅のテーマ(『わたしのひとり旅のテーマ2』)の都合上、譲れないポイントです。

ユースホステルでも酒が飲めると分かったので、一度近いうちに試してみようかとも思っています。ひとり旅を再開した同世代の旅好き仲間と、巡り会えるかもしれません。

ビジネスホテルはインターネットで簡単に予約できる
「るるぶトラベル」http://rurubu.travel/
「じゃらん」http://www.jalan.net/a/business-city/
「YAHOO!ビジネスとラベル」http://biz.travel.yahoo.co.jp/
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